「マオ―誰も知らなかった毛沢東」ユンチアン(書評)

マオ―誰も知らなかった毛沢東 上

マオ―誰も知らなかった毛沢東 上

マオ―誰も知らなかった毛沢東 下

マオ―誰も知らなかった毛沢東 下

毛沢東の血塗られた一生。上巻だけでお腹いっぱいだったのだが下巻はさらに盛り沢山。彼のせいで命を奪われた人民の数も桁違いに下巻の方が多い。(下巻ではゼロ七つ)自欲だけのために何故ここまで残酷、自分勝手になれるのか。またなぜ一個人によるそれが長期に渡ってまかりとおったのか。加えて現政権(2005年6月発行当時)が実情を知りながらもこんな男の後継政権と自ら位置付けていることに驚きを禁じえない。