「弱くても勝てます: 開成高校野球部のセオリー 」高橋秀実(書評)

    私立男子校最高峰(?)である開成高校野球部のユニークな必勝法。打てるやつから並べる打順とか、練習時間が限られているために徹底的に削られている練習メニューとか、「どさくさ作戦」とか弱いなりに勝率を高めるためのあれこれが楽しい。

   但し、楽しいのは監督が語る最初3割ぐらいで、残りの大半を占める著者と生徒とのやり取りは退屈。生徒側の返しが"不思議ちゃん"過ぎて不愉快なほど。