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「張り込み日記」渡部雄吉、乙一(書評)

張り込み日記

張り込み日記

昭和33年に発生したバラバラ殺人事件の実際の捜査に密着、同行撮影したモノクロ写真集。


「張り込み」というほどそれに限定されてはおらず、聞き込み、昼飯、会議に加え担当刑事の休日の風景まで入っていて、「物陰や車の中で」「アンパンと牛乳持って」「じっと犯人の登場を待つ」みたいな緊張感みなぎる感じを期待すると肩透かしを喰らう。刑事の現場の写真というのは貴重な記録らしいけど、これなら「懐かしい昭和の風景」みたいな作品と大して変わらないのでは。