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「天地明察」冲方丁(書評)

 

天地明察

天地明察

 

  徳川政権が安定期に入る頃、ズレの目立ち始めた宣明暦に代わる新たな暦の導入プロジェクトが密かに始まった。大役を命じられたのは碁打ちの名門の二代目、「何故自分が」と戸惑いつつも周りの助けを得て少しずつ前に進み始める…

 棋士で算術好きっていう設定からしてマニアックだが史実。また歴史の主役ではない保科正之酒井忠清関孝和といった人物の扱いが大きいのも嬉しい。ちなみに、主人公が正之から彼に任せた理由を明かされる時、孝和から数学者としての思いの丈をぶつけられた時の二度落涙した。2010年本屋大賞も納得。