「ネオ・チャイナ:富、真実、心のよりどころを求める13億人の野望」エヴァン・オズノス(書評)

 

ネオ・チャイナ:富、真実、心のよりどころを求める13億人の野望

ネオ・チャイナ:富、真実、心のよりどころを求める13億人の野望

    驚異的な経済成長の中で「そこそこの成功」を手にした中国人10数名(ジャーナリスト、経済学者、ベンチャー社長、作家、ブロガー、芸術家…)を徹底取材し、現在の中国のリアルな姿に迫ろうとしたもの。らしい。

    全体像というよりはメディア他の情報発信者と当局の攻防が中心で、そこはかなり具体的で面白い(当局からの「お知らせ」文面とかw)。体制に不満を持つ輩を中心に取り上げているが、正面から立ち向う者、うまく折合いをつける者、諦める者と対処の仕方もそれによる結果も様々。

    結論めいたものが何もなく、少し物足りないかも。