「逆さ地図で読み解く世界情勢の本質」松本利秋(書評)
他国に対して攻撃的な国々がなぜそうなのかを、それらの国のロケーションと歴史的背景から解説。
国際的なルール違反はともかく(これも誰が決めたのかという問題はあるが)、彼らの行動があくまで防衛上の観点(=怯え、不安)に起因するものであり、欧米列強による植民地政策とはかなり性質の異なるものだと気付かされた。
タイトルに拘るあまり全ての地図を逆さまにすることによって逆に見にくくなるページもあるのだが、視点を変えるにはそれぐらいの方がいいのかも。