「大いなる遺産」ディケンズ(書評)

大いなる遺産 (上巻) (新潮文庫)

大いなる遺産 (上巻) (新潮文庫)

大いなる遺産 (下巻) (新潮文庫)

大いなる遺産 (下巻) (新潮文庫)

    舞台は19世紀の英国。早くに両親を亡くして貧乏な姉夫婦に育てられていた少年が、相手を知らされぬまま巨額の遺産を相続することに。それによって仲良しだった義兄や想いを寄せていた女性との関係が変化、新たな友人や協力者に加えて過去の闇に繋がる男が現れ…

    ディケンズの中では「読みやすい部類」「プロットもちゃんと組まれている」との評価が多い作品らしいが、個人的には「読みにくい」「展開(特に人の繋がり)が都合良過ぎ」で、それでも面白い。