「ギフテッド」山田宗樹(書評)

ギフテッド

ギフテッド

    一部の人間に新たな臓器が存在し、彼らには特殊な能力を持つ者が多いことが判明。政府は当初彼らを保護&支援していたがその後その方針を転換、ハシゴを外された彼らの中にはうまく適応できない者が出始め、その特殊能力を恐れる一般市民との間に軋轢が生まれて行く…

    新しい臓器に始まり、特殊能力もテレポーテーションとか相手を木っ端微塵に破壊する等かなーり強引な設定なんだけど、強引に一気に最後まで読まされた感じ。SF的要素を散りばめつつも、「マイノリティ政策」を題材にした社会派作品か。