「創られた「日本の心」神話」輪島裕介(書評)
創られた「日本の心」神話 「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史 (光文社新書)
- 作者: 輪島裕介
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2010/10/15
- メディア: 新書
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演歌は本当に「日本人の心」なのか?演歌以外も含めた戦後の歌謡曲の歴史を振り返りながらその答えを探る。
「演歌」という言葉の生まれた時期や背景、その言葉の定義(演歌らしさ?を構成する要素)といった基本的な話から、同じ演歌の中での歌唱法や歌詞やリズムの変化、個別の歌手を絡めての他の音楽ジャンルとの関係等々、興味深い話がダラダラ続く。
冒頭の問いの答えはないし、時系列とはいえわかりやすく整理された文章ではないので、小ネタを拾うつもりで流し読みが⚪️。