「ナナのリテラシー」鈴木みそ(書評)

 

 特定の大ヒット作品(&作家)への依存度が高まり、中小ヒットが生まれにくくなったコミック市場。そのあおりを食って食えなくなった中堅漫画家が、”天才コンサルタント”と組んで電子出版で成功する話。作者の成功体験を題材にしているらしい。

 出版業界の現状やネットビジネスのトレンドが散りばめられていて、知ってる人には「別にー」という内容。(ちなみに2巻はゲーム業界)

 そんな中で、唯一俺の心を震わせたフレーズが↓

「ゲレンデがとけるほど変死体」