「アベノミクスを阻む「7つの敵」」上念司(書評)

「金融緩和では実体経済に影響を与えない」「財政再建の手段は増税に限る」「公共事業万能論」「産業政策万能論」等といった言説は、大概が既得権益を死守するためのポジショントークであって経済成長を阻害するものだ、と若手経済学者(かつまーのブレインらしい)が吠えまくり。

    5つ目と6つ目については、販売戦略上7という数字を意識しての穴埋め感が漂うが、最後の7つ目で朝日新聞を痛快にこき下ろしてくれる。

    全体的に自分に思考が近く、加えてなんちゃって証券マンの自分にとって経済政策の基本的なトコの再整理になった。