「自滅する中国」エドワード・ルトワック(書評)

自滅する中国

自滅する中国

    中国という国の他国への接し方がなぜ稚拙(いわゆるグローバルスタンダードから見て)なのか、「他国」ごとの事例を挙げて歴史的背景を絡めて解説。

    一番笑ったのがベトナムの章で、「国家アイデンティティの中核にある“大物食いの番狂わせ"への固執」が中国のいわゆる「中華主義」と非常に相性が悪いとか。ちなみにモンゴルを三度追い返したこともあるらしい。

    ユニークな考察多いのに、ヘタクソな和訳のせいで大変読みにくく仕上がっていて残念な感じ。