「ドキュメント電王戦: その時、人は何を考えたのか 」夢枕獏(書評)

    将棋電王戦(人間対コンピュータの将棋対決)に出場したプロ棋士五人、それぞれが対戦した将棋ソフトの開発者五人他へのインタビュー集。

    棋士側の一勝三敗一分という結果はネット等で知っていたが、人間が負けることの各人の受止め方とか、人間とコンピュータの(将棋における)得手不得手とか、本大会に係る将棋連盟や主催者であるドワンゴ(ニコ動)の想いとか興味深く読んだ。

    読後無性に将棋を指したくなり、その場で無料の将棋アプリをDLして(二十年ぶり?)初級者コースに挑戦するも敢えなく全敗。コンピュータの強さを肌で感じた。