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「さよならドビュッシー」中山七里(書評)

さよならドビュッシー (宝島社文庫)

さよならドビュッシー (宝島社文庫)

    第八回「このミス」受賞作。火事で大好きな祖父と従姉妹を同時に失い自らも重傷を負った女子高生がその個人教師とともにピアノコンクール目指して立ち直っていこうとするが…

    巻末の解説にあった「音楽+スポ根+ミステリのハイブリッド」というのが的得。音楽ネタはかなり突っ込んでるしミステリとしての構成もなかなかだけど、何故かスポ根要素(あくまでピアノのレッスンなんだけど)が強く印象に残ってしまう。

    日本のピアノ教育に対する作者の不満&批判を作中の端々で感じたのだが、本人は音楽については素人らしく奥様がエレクトーン教師とのこと。