「若手行員が見た銀行内部事情―なぜ僕は希望に満ちて入社したメガバンクをわずか2年足らずで退職したのか」稲村圭(書評)

    最近新聞紙上を賑わしているみずほ銀行の現場の実態を、同行を二年足らずで退職した男性が書き綴ったもの。

    彼自身が支店内で目にしたこと、体験したこと(及びそれらに対する彼個人の感想)に限定して書かれているため、経営層だったり銀行全体の様子は想像するしかないのだが、事実がそのまま載ってて妙に生々しい。10年前の本だが、今回の不祥事でもわかるように体質はそんなに変わってないはず。

    半沢直樹とセットで読むとよいかも。