「外資系金融の終わり」藤沢数希(書評)

外資系金融の終わり―年収5000万円トレーダーの悩ましき日々

外資系金融の終わり―年収5000万円トレーダーの悩ましき日々

    人気ブログ「金融日記」でお馴染みの藤沢数希による外資系金融機関の内情と金融政策(金融機関政策?)に対する提言。前者についてはおちゃらけた文体が鼻につくが、後者は(全体に占める割合は少ないが)頷ける部分が多い。

    彼だけが言うものではないが、金融機関は規模も機能も分割して「大き過ぎて潰せない」状態を解消すべき、社会主義的に金融機関を保護&規制するのはやめれ、という主張には大いに賛成する。