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「バイエルの謎」安田寛(書評)

ピアノを習う殆どの子供が最初に手にする教則本バイエル。ただそんな状況にあるのが日本だけだということ、何よりバイエル自身の情報が殆どないこと等に疑問を感じた筆者が彼の足跡や功績を探しに世界各地を巡る。


そもそも彼が存在したことすら否定するような「チェルニーのセカンドブランド」説、「複数人でのペンネーム説」等を持ち出し(過去にも諸説あったらしい)散々謎めかした挙句、最後の最後で死亡時の戸籍記録と詳細な新聞特集記事というあまりにもドンピシャな資料が出てくるっていうのがなんかワザとらしくて読後感悪い。


バイエルの謎: 日本文化になった教則本 (新潮文庫)

バイエルの謎: 日本文化になった教則本 (新潮文庫)