「メディアの苦悩」長澤秀行(書評)


メディアの苦悩――28人の証言 (光文社新書)

メディアの苦悩――28人の証言 (光文社新書)

    新聞社サイトの開設やヤフトピの運営にも関与してきた元電通マンが、新旧メディア各社のキーマンにそれぞれの課題や取組をインタビュー。

    斜め読みでの感想だが、他に比べ新聞社の現状認識が甘いように思えた以下私見。

    日経「電子版4000円という価格は質の高さによって受け入れられている」→紙版が惰性で読まれていることの延長

    読売「新聞はネット勢とは比較にならぬほど人件費(≒取材)をかけてる、それが社会的な信頼に繋がってる」→手間や金を掛けた良記事が多数あるのに、他の要素のせいで信頼を失っている