「タモリ学」戸部田誠(書評)

 

 

タモリ学 タモリにとって「タモリ」とは何か?

タモリ学 タモリにとって「タモリ」とは何か?

    過去の発言、エピソード、生い立ち等からタモリとは何者か、何考えてんのかを探る。

    基本テキトーで予定調和がキライ、ただその裏返しで仕事に対する余計な拘りやピリピリしたところがなく、その場その場を自然体でこなしてきた様子が伝わってくる。類稀な笑いの才能を自覚しつつも、たまたま持って生まれたのであって誇るようなもんじゃないという肩肘張らないとこに好感。

    本来はマニアックな芸人である彼にとって客のレベルが低い(by松本人志)「いいとも!」はストレスじゃないのかってずっと思ってたけど、その疑問が少し解けた感じ。