「本は死なない」ジェイソン・マーコスキー(書評)

 

本は死なない Amazonキンドル開発者が語る「読書の未来」

本は死なない Amazonキンドル開発者が語る「読書の未来」

  kindleの開発責任者やエバンジェリストを歴任した著者が、電子書籍の未来について語る。

    紙の本が大好きな人らしく、前半は装丁とか質感とか作家にサイン貰うとかちっちぇーことゴチャゴチャ言ってて?な感じだが、後半は電子書籍の普及&紙の本の絶滅を前提に、端末やコンテンツの進化、出版市場の勢力図の変化、新たに発生するリスク等について鋭い考察が続く。

    最も激しく同意したのは「古い本やあまり宣伝されていない本であっても、いい本なら周知、評価される仕組が必要」というくだり。