「ホテルローヤル」桜木紫乃(書評)

ホテルローヤル (集英社文庫)

ホテルローヤル (集英社文庫)

    古びたラブホを舞台にした短編集。

ひとつひとつの話がカビ臭くて湿っぽくて、そのわりに読んでてあまり不快でなく、また深みがあるわりにさらっと読める。

    ただ、①さらっと読めるものに直木賞ってどうなんだ②直木賞って短編「集」も対象になるんだ③高齢者のセックスは映像でも文章でもあまり目にしたくない