「われらが背きし者」ジョン・ル・カレ(書評)

われらが背きし者

われらが背きし者

    ジョン・ル・カレの最新作。カレの作品は社会人一年目の時に先輩から聞いた「寒い国から帰ってきたスパイ」(と「深夜プラス1」の二冊を薦められたのだが、今思うといかにも過ぎ)を読んで以来。ロシアマフィアの幹部が重要情報と引き換えにイギリスへの亡命を図ろうとするが…とまあ確かに面白いんだけど、500ページ以上読ませといてその終わり方ってどうよ。