2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「私は世界の破壊者となった」ジョナサン・フェッター-ヴォーム(書評)

私は世界の破壊者となった 原子爆弾の開発と投下 作者: ジョナサン・フェッター-ヴォーム,澤田哲生,内田昌之 出版社/メーカー: イースト・プレス 発売日: 2013/07/13 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る 原爆の開発に関与…

「インドへ」横尾忠則(書評)

インドへ (文春文庫 (297‐1))作者: 横尾忠則出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1983/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 8回この商品を含むブログ (18件) を見る 画家、横尾忠則のかなり前(70年代?)のインド旅行記。 まあインド行きゃあそうだよなの範…

「120% coool 」山田詠美(書評)

120% coool (幻冬舎文庫)作者: 山田詠美出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 1997/06メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 7回この商品を含むブログ (12件) を見る 幻冬舎が初めて世に放った六冊の一つで、ひね曲がった恋愛短編集。「変質者なの?」僕はおそるおそ…

「みみずくの散歩」五木寛之(書評)

みみずくの散歩 (幻冬舎文庫)作者: 五木寛之出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 1997/04メディア: 文庫この商品を含むブログを見る 幻冬舎が初めて世に放った六冊の一つ。停滞する文芸界に殴り込みをかける「闘争宣言」とまで言い切った割には、とりとめのない…

「巨鯨の海」伊東潤(書評)

巨鯨の海 (光文社時代小説文庫) 作者: 伊東潤 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2015/09/09 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 江戸時代末期から明治にかけての捕鯨漁村を舞台にした短編集。海に出る者と陸で作業する者、海に出る者同士の間でのヒ…

「史上最強の内閣」室積光(書評)

史上最強の内閣 (小学館文庫)作者: 室積光出版社/メーカー: 小学館発売日: 2013/03/06メディア: 文庫この商品を含むブログ (10件) を見る 浅尾(麻生)率いる自由民権党から鷹山(鳩山)率いる民権党への政権交代がまさに現実のものとなりそうなその時、期間…

「国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて」佐藤優(書評)

国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫)作者: 佐藤優出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/10/30メディア: 文庫購入: 35人 クリック: 235回この商品を含むブログ (203件) を見る ノンキャリながら対露外交の中核を担い、いわゆる国策捜査で鈴木…

「私と踊って」恩田陸(書評)

私と踊って (新潮文庫)作者: 恩田陸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/04/30メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る 連作短編だと思って最後まで読んでからただの短編集だと判明。最後3分の1ぐらいはそれぞれの話をアタマん中で一生懸命繋げよ…

「群馬の逆襲 日本一“無名“な群馬県の「幸せ力」」木部克彦(書評)

群馬の逆襲 日本一“無名“な群馬県の「幸せ力」作者: 木部克彦出版社/メーカー: 彩流社発売日: 2010/05/21メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 102回この商品を含むブログ (6件) を見る 「マイナー県の代表(らしい)」群馬の良いところをア…

「われらが背きし者」ジョン・ル・カレ(書評)

われらが背きし者作者: ジョン・ル・カレ,上岡伸雄,上杉隼人出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2012/11/08メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (11件) を見る ジョン・ル・カレの最新作。カレの作品は社会人一年目の時に先輩から聞いた「寒…