冷たい晩餐(書評)
- 作者: ヘルマン・コッホ,羽田詩津子
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2014/09/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
とある高級レストランでディナーを予約した常連の夫婦とそうでない夫婦。ディナーの目的は両家の子供がやらかしたことに関する話し合いなんだけど、高級レストランやら常連組の夫の立ち振る舞いやらに対する嫌味やら批判やらを散りばめながら、その内容が少しずつ明らかにされていく。(これら全てが常連でない方の夫の目線で語られる)
セレブ的なものへの皮肉と少年犯罪における親のあり方という二つの主題があるのだが、明らかに前者の方に面白さが偏ってる感じ。