「ビッグの終焉: ラディカル・コネクティビティがもたらす未来社会」ニコ・メレ(書評)

ビッグの終焉: ラディカル・コネクティビティがもたらす未来社会

ビッグの終焉: ラディカル・コネクティビティがもたらす未来社会


    ネットの普及その他諸々の要因によって、「大きいもの」が持つ優位性とか効率性とかが崩れてきたという話。

    メディア(≒ジャーナリズム)、芸術(映画、音楽等)、政府、政党、軍事力、大学、企業…について、いずれもが程度の差こそあれ大きいことのアドバンテージが薄れてきたり場合によっては足枷になったりといった事例や分析がたくさん。

    一方で、それらの流れの多くには「さらに大きいもの」(GoogleAppleamazonFacebook及びこれらに続くネット関連のプラットフォーム)が関わっているとの指摘も的得。