「十字架」重松清(書評)
- 作者: 重松清
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/12/14
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
妻が「重くてちょっと…」と投げ出したのをもらい読み。
イジメを苦に自殺した子の両親と、遺書に名前のあった二人の同級生のその後の物語。二人とも加害者ではないのだが、十字架を一人は自ら、一人は相手の親から背負わされながら大人になり、親になっていく。
読む側にも重たい十字架を押し付けるような(‼︎)、それでも読んでよかったと思わせるようなそんな作品。