「震える牛」相葉秀雄(書評)

震える牛 (小学館文庫)

震える牛 (小学館文庫)

    タイトルでネタバレのとおり狂牛病を題材にしたミステリー。加えて食肉偽装とか放射能汚染とかそういうものに対する大手流通とか外食とかメディアの姿勢とか国民の意識とか**とか**とかそういった問題と絡めながら、ベテラン刑事とネットメディア記者とがそれぞれの立場から真相に近づいていく。

    作者の言いたいであろうことに賛成しきれない部分もいくつかあったけど、小説としては十分に面白かった。それに最後はやっぱりこうでなくっちゃ。