「いつか響く足音」柴田よしき(書評)

いつか響く足音 (新潮文庫)

いつか響く足音 (新潮文庫)

    人がたくさん死ぬ短編集。

    って解説にあったけど、郊外の団地を舞台にしたほんわかとした連作短編。登場人物のそれぞれに皆不幸な過去があって、その振り返りで死んだり行方不明になったりが勘弁してくれよってくらい多いのだけど、

    みんなそれぞれ優しかったり頑張ってたりそれらが不器用ながらもうまく絡み合ってたりしてるおかけで読んでてそんなに重たく感じずに(**kgぐらい)楽しめる作品。