「 モーツァルトとレクター博士の医学講座」久坂部羊(書評)
- 作者: 久坂部羊
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/11/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「一つ目小僧」と「三つ目小僧」は、医学的な意味合いがまるでちがう。前者は存在するが後者はあり得ない…なんて冒頭から掴みはオッケイな感じだったのだが、後半になって細かな体内器官の名称や病名が多くなってくると少し飽きてしまった。
前半で私の心を揺さぶった箇所をいくつか。①一般的に毎日排便することが理想とされているが、肛門の耐用年数が短くなるというデメリットもある。②大便の成分のうち、食物のカスは5%しかなく、あとは腸の内壁の剥がれたもの、消化液のカス、水分。③ゴリラの血液型は全てB型。ちなみに後輩KもB型。④医